私は、30代専業主婦で不倫をしています。
お相手は学校のPTAで知り合った、40代後半の男性。
彼にも妻子があるので、
いわゆるダブル不倫というかたちです。
こんなことを告白すると、どんなに貞操観念のない女かと
思われてしまいそうですが、実は私自身が一番
この状況に驚いています。
もともと私は、性的に淡白なタイプで、
夫とのセックスも求めれば応じるという程度でした。
ここ数年は夫から求めてくることもなくなり、
いわゆるセックスレスの状態でした。
女の体は年齢によって変わる、という話がありますが、
どういうわけか30歳を過ぎたあたりから、
急にムラムラしてくるようになったんです。
夫に相談しようかとも考えましたが、
もうセックスしないのがあたりまえのような
感じになっていたので、いまさら[お願い]
なんて言うこともできず、一人悶々としていました。
彼と出会ったのは、丁度そんな時でした。
年相応に少しぽっちゃりしていて、
メガネをかけた優しそうな人でした。
久しぶりに夫以外の男性とお話しするのが新鮮で、
その場で携帯のメールアドレスを交換して、
連絡を取り合うようになりました。
最初は世間話のような、他愛のないやりとりをしていました。
どういう生活をしているかなど、
少しずつ話してくれるメールがうれしくて、
なんとなく夫婦の話題になったときに、
ついセックスレスであることを告白してしまいました。
彼は
[自分のところも実はそうなんです]と返してくれ、
それを読んで以来、彼のことを妙に
男性として意識してしまうようになりました。
ドキドキしてしまって返信できずに2日ほど過ぎたころ、
彼から急に誘いのメールが来ました。
[一緒に食事でもどうですか?]
一瞬、迷いましたが、迷いより先に
嬉しい気持ちがあって、つい
[いいですよ]と返してしまいました。
かなり舞い上がっていたと思います。
食事している間は、お互いに少しぎこちない感じでした。
食べ終わると、彼は私をまっすぐ見て、
打ち明けてくれました。
[初めて会った時から、気になっていました。]
ついにこの時が来てしまった、という気持ちで、
私も覚悟を決め、[私もです]とお返事しました。
彼の車に乗ると、私たちはそのままホテルへ向かいました。
部屋に入り、ドアを閉めた瞬間、
彼は私を抱き締めてキスをしてきました。
唇のふちをソフトに舐め回し、ねっとりと舌を吸う、濃厚な
[大人のキス]に、私は体の芯から熱く
日照っていくのを感じていました。
[ああ、由貴子さん…。なんて柔らかい唇なんだ]
彼は一度唇を離してそう言うと、再び唇を重ねてきました。
一度目よりもさらに濃厚な、舌を絡ませるキスです。
彼の唾液が口の中に入ってきて、
お互いに舌を吸い会う音が頭の中にまで響いてきました。
キスをしながら、彼の手が私の太ももをまさぐり、
スカートをたくし上げてストッキングの上から
股間をなぞり上げてきました。
その瞬間、すでに潤んでいたそこから
ジュクンッと体液があふれ出すような感覚がありました。
[はぁぁんっ、いや、どうしよう、恥ずかしい…]
ここに来た以上、こうなることはわかりきっていたはずなのに、
恥ずかしくてたまらずそんな声が出てしまいました。
もういい年齢の大人なのに、
こんなことで恥ずかしがっている自分も
子供っぽくてそれも恥ずかしくて、
本当にどうしていいかわからず、とまどってしまいました。
そんな私に、彼は躊躇することなく首筋に舌を這わせ、
片手で器用にブラウスのボタンをはずしていきます。
[大丈夫、恥ずかしがらなくてもいいよ]
普段は敬語を崩さなかった彼の口調が変化していました。
大人の余裕を感じさせる彼の態度に、
私は思いきって身をまかせてみよう、と
思いはじめていました。
ブラジャーのすき間から、彼の指が忍び込んできます。
乳首に触れらた瞬間、私はブルブルッと身震いして、
力が抜けてしまいました。
[感じやすいんだね]
彼の腕が私を支えながら、
そっとベットへ連れていってくれました。
シャツを脱ぎはじめる彼を見て、私もシワにならないようにと
スカートを脱ぎ、下着だけの姿になりました。
彼がキスをしながら、ブラジャーをはずし、
パンティを脱がせてくれます。
一糸まとわぬ姿になった私は、
彼は念入りに愛撫してくれました。
愛撫と言えば、乳首やクリトリスをさわるだけだった夫とは
全然違っていて、首筋や背中、わき腹、
腰の線からお尻まで…。
本当にくまなく繊細にタッチしてくれ、自分でも
[こんなところがこんなに感じるんだ]と
初めて知りました。
彼のあたたかい手で全身をさわられているうちに、
だんだん体もリラックスしてきたように感じました。
少しずつ、彼に馴染んできたというか、
恥ずかしいのは変わらないのですが、私が声をあげるたびに
情熱になる彼の愛撫を全身で感じ、
なんというかお互いの息が合ってきたように感じたのです。
[由貴子さんはどうされるイキやすいの?]
彼が、クリトリスを刺激しながら
そんなことを訊いてきました。
ヌルヌルした愛液をこすりつけるようにして指をすべらせ、
その感触に全身に電流が走るようで、
私は話すのもままならないほどでした。
[あっ、ああっ…。ダメなんです、私、よくわからなくて…]
やっとの思いでそう答えました。
[由貴子さん、もしかして
エクスタシーを感じたことがないの?]
彼は少し驚いたような顔でそう言い、
私は黙ってうなずきました。
すると彼はバックの中から、
ある物を取り出してきたのです。
[ぼくは年齢的に、由貴子さんを
満足させられかもしれないと思って、
用意してたんだけど…]
それは、男のアレの形をした
バイブレーターでした。
根元のところが二股に分かれいて、
片方はクリトリスを刺激するためについているようです。
そういうものがあることは知っていましたが、
実物を目にするのは初めてでした。
[試してみようか?]
彼は私の、入り口の部分にそれをあてがい、
グッと中に押し込んできました。
最初は異物感が少し気持ち悪く、思っていたよりも
すごく大きく感じて、抵抗がありましたが、
太くなった先端部分を飲み込んでしまうと、
あとはあっけないほどスルリと入ってきました。
[ふっ、あっ、あっ…]
ヴィイイイイインンン
バイブが中で振動を始めます。
彼は、それを軽く抜き挿ししては、
どうすれば私がいちばん感じるのか探っているようでした。
[ここかな?]
彼が、バイブの先端を私の中の、
お腹の側に押し当てるようにしてきました。
同時に、クリトリスに当たる部分も
しっかりと当ててきます。
その瞬間、
今まで感じたことのない快感が
体の奥から込み上げてくるのを感じました。
[あっ、ひぁぁっ、ダメダメダメぇ~っ]
わけのわからない大声で叫びながら、
彼の体に全力でしがみつきました。
彼はそんな私を受け止めながらも、
バイブを固定した手をゆるめることはなく、
そのまま刺激しつづけています。
[いやっ、いやっもうダメダメ]
何度首を振っても、彼ははバイブから手を離してくれません。
何かが洩れてしまいそうな感覚があり、
必死に限界を訴えても、聞き入れてくれないのです。
[我慢しなくていいから]
彼のその言葉をきっかけに、パニック寸前だった私の体から
力が抜け、そのときダムが決壊するかのように
快感の涙が押し寄せてきました。
[あああ、うふあぁっ、い、イクぅぅぅ]
足がガクガクと痙攣し、
ギュウーッと中が締まるのを感じました。
シーツに生温かい感触がありました。
初めてでも、これがエクスタシーなのだと
はっきりわかりました。
それぐらい強い快感でした。
[すごい、潮まで吹いていたよ]
彼はバイブを引き抜くと、今度は自分のものを、
私の入り口にあてがってきました。
[感じてる由貴子さんを見てたら、たまらなくなってきた]
そう言うと、一気に奥まで挿入してきました。
年齢的に不安だなんて言っていたくせに、
それはすごく硬くなっていました。
さっき信じられないほど強い快感を味わったばかりで、
私の中はすごく敏感になっていて、
彼のが入ってくると、またすごい快感に襲われました。
[グッ、ふぐぅっ、だ、ダメぇ…]
[何がダメなの?]
[よ、よすぎてダメぇっ]
彼は、
[それならやめないよ]と言って、
ゆっくりと腰を動かしはじめました。
そのたびにしびれるような感覚が腰から広がって、
もう私はわけがわからなくなるほど感じていました。
[由貴子さんの弱いポイントは、このへんかな?]
彼が私の脚を持ち上げ、挿入する角度を調節してきます。
そんなふうに、中の感じるポイントを
丁寧に探られるのも初めてのことでした。
バイブで刺激していた部分に、
ペニスを当てようと彼が本格的なピストンを始めました。
[ああああっ、ダメ、また、またっ…]
私はまた絶頂に達してしまいました…。
彼は、二度も達してぐったりしている私の体を、
さらに責めつづけました。
[少し休憩ね]と言いながら、
私を四つん這いさせて後ろからしたり…
イキやすい体勢でなければ
イカないだろうという配慮だそうです。
挿入したまま動かさずにしばらく体をさわって
[中がヒクヒクする]と言ったり、
私はもう感じすぎて息も絶えだえだったのですが、
じっくりと責めてくる彼のやり方に、また高まってしまい、
最終的には3回もイカされてしまいました。
膝がガクガク震えてしまって、家に帰ったら
ばれるんじゃないかと思うほどでした。
[由貴子さん、こんなに相性のいい相手は、
僕は初めてだ。よければ、また会ってほしい]
彼にそう言われ、私はうなずくしかありませんでした。
罪悪感が襲ってきたのは、帰宅してからです。
いつもと変わらない様子で帰ってきて食事する夫の、
私を信頼しきって油断している姿を見ていると
[何も疑っていないんだな]と、
なんだか夫がかわいそうなように思えてきたんです。
こんなことはよくない、と思いました。
でも、二、三日経つと、あのエクスタシーの感覚、
彼とのセックスが思い出されて、
もうあの感覚を味わえないなんて耐えられない、
というくらい、彼を渇望していました。
早く会いたいくて仕方がない気持ちと、
あの崖から落ちていくような激しいエクスタシーを
また味わうのが怖いような気持ちとがせめあぎっていましたが
[今度の火曜日、どうですか?]という誘いのメールに
[はい、大丈夫です]と、
さして迷わずに返信している自分がいました。
女として、もう自分をこんなに可愛がってくれる人は
なかなか現れないかもしれない、という焦りもありましたし、
そんな人がいたとしても、彼のような
絶頂を味わわせてくれるとは限らない…。
私自身も、彼のように相性の良い人と、
もっともっととたくさんしてみたい、
と思う気持ちがあったんだと思います。
二度目の逢瀬は、またラブホテルに行きました。
[由貴子さんは、これが気に入ったみたいだから]と、
彼はまたあのバイブを持ってきていました。
[待ちきれなかったよ]
そう言って、彼は私にキスしながら、
情熱に体をまさぐってきました。
もうそれだけで恥ずかしいほど濡れていました。
[早くしたい]と思っていたのもありますが、
彼が興奮しているのが伝わってくると
私も興奮してしまいました。
そして、興奮している私を見て、
また彼も昂っていくのがわかります。
二度目は、いきなりバイブで軽くイカされてしまいました。
彼もコツをつかんだようで、私も、思いきって
快楽の波に身をまかせればイケるというコツが
わかってきたようです。
その後で、今度は彼のものがヌッと入ってきます。
バイブは大きくて硬いんですけど、正直に言って、
やっぱり男の人の本物のアレの方が何十倍も気持ちいいです。
比べものになりません。
入ってきただけで狂いそうになってしまいました。
[ああ~ッ、まだ二度目なのにこんなにいいなんて、
私どうなっちゃうの]
奥までそれが収められ、グッ、グッと抜き挿しが始まると、
それだけで絶頂感が込み上げてきて、
私はそんなことを口走っていました。
[大丈夫だよ、我慢しないで感じてごらん]
ヌチュッ、ヌチュッと
また潮を吹きかけているような音がしてきます。
いったい、どうしてしまったんでしょう。
こんなことはいままで一度もなかったのに、
彼との一度だけのセックスで、
体質まで変えられてしまったみたいでした。
[いやっ、いやぁ、こんないやらしい体にさせないで…]
そう言うと、彼は人が変わったかのように、
激しく突き上げてきました。
[何を言ってるんだ。由貴子さんがもともといやらしいよ。
僕がちょっと手伝ってあげただけで、
こんなに続けて何度もイッて、
ビショビショに潮を吹いちゃうんだから。
ホラ、正直になって]
体の奥までえぐられるようなピストンに、
私はすぐに昇り詰めてしまいました。
[イクッ、い、イクぅッ]
私が絶頂に達し、エクスタシーの痙攣を始めても、
彼は動きを止めてくれませんでした。
[ほら、まだイケるだろう?
遠慮しないで何度でもイッていいよ]
本当に、イッた後にそうして刺激されていると
何度でも泉から水が湧き出てくるような快感が
込み上げてきて止まらないのです。
感じすぎて、体が敏感になりすぎてつらいと思うほどなのに、
どこかでもう一方の自分は、もっと、もっとと
それをむさぼろうとするのです。
[アーッ、いいっ、ダメになになっちゃう]
もう一度、今度は全身が痙攣するような
激しいエクスタシーが来ました。
彼もそれと同時に果てていきました。
最初は、そんなふうに覚えたてのエクスタシーの感覚が
すごすぎて、それにおぼれるばかりでした。
気持ちよすぎて、会うのが待ち遠しくて、
会えば即座に絡み合って…。
まるで高校生カップルのように我慢できない状態でした。
それでも、我慢しなくてはと
週に一度だけしか会わないように決めていたのですが、
したい気持ちを抑えきれず、すぐにそのルールは
グズグズになってしまいました。
あまり時間がなくても、車で人気のない駐車場に行って、
その中で、した事もありました。
バイブがないときは、彼が指で中を刺激してくれます。
でも、最近では指やバイブでイカせてもらわなくても、
いきなり彼のペニスでもイケるようになってきました。
自分でも不思議なのですが、エクスタシーを知ってから、
私はさらに性欲が強くなったような気がします。
内側から抑えきれないものがあふれ出してくるように、
もう以前のようにきちんと我慢していられないのです。
ベットでも[最初とは別人のように大胆になった]と
彼に言われます。
それまでは夫との間では言ったことのないような言葉も
口にしたり、なにより積極的になって
[早く欲しい]
[おしゃぶりするから入れて]
[あぁ、今イってる・・今・・入れて・・・]と、
自分からはしたないおねだりをするようになりした。
彼はそんな私を焦らすが好きで、
最近は早くイキたがる私を待たせて、愛撫ばかりして
なかなか挿入してくれないことが続いています。
もう入れてほしくて腰がうずいてしょうがない状態の私を、
焦らして他のところばかり愛撫してくるんです。
それでまた感じてしまって、
私は気が狂いそうになってしまいます。
涙目になって
[もう、あなたのをちょうだい]と訴えても、彼は
[まだだよ]と言って、フェラチオするように言います。
そうされると、無我夢中でしゃぶりついてしまって…
やっと入れてもらえるころには、
もう先端が入ってきただけで軽くイキかけるほど感じて、
一回のセックスで五回も六回も達してしまうのが
普通になってしまいました。
こんなに体になってしまって、
今では夫に抱かれたら変化に気づかれてしまいそうで、
怖くて夫とはなおさらセックスできなくなってしまいました。
いつの間にか妻がこんなにみだらな体になっていたら、
夫はきっと驚くでしょう。
でも、彼のおかげでこんな
[女の悦び]を知ることができたのだと、
今は彼に感謝しています。
彼と出会わなければ、こんな強烈なエクスタシーを
感じないまま過ごしていたのかもしれないと思うと、
今までなんと味気ない人生を歩んで来たのだろうと
思ってしまうほどです。
それに、彼は性に対して
オープンな考え方を持っているところもあって、
バイブを使うことをはじめ、いろんなことに興味があるようで、
次々と刺激的な遊びを提案してくれるんです。
恥ずかしいのですが、鏡の前で入っているところを見せたり、
挿入しながらクリトリスをローターで刺激されたり…。
私がどんなに
[恥ずかしい]と言っても、結局感じさせられて、
なし崩しに恥ずかしいポーズを取らされたり、
彼の好きなようにされてしまいます。
思い出すと
[何であんなことをしてしまったんだろう]と
赤面してしまいますが、それと同時に
[今度はどんなことをされてしまうんだろう?]と
期待もしてしまっている自分がいます。
彼のおかげで知ったセックスの悦び…
私はもう、この快感を手放せそうにありません。